「今さらウェットカーボンかよw」というカーボン好きの方もいるかもしれませんが、実はこのウェットカーボン平板、”CF Labだからこそ実現できた”こだわりのウェットカーボンアイテムなんです。
もともとカーボンアイテムの中では、ウェットカーボンがもっとも敷居が低く、DIYで様々なアイテムを作ってしまう方も多いと思います(僕もその1人でした)。
現在ではインフュージョンカーボンやドライカーボンのノウハウも蓄積し、今ではインフュージョン製法の製品がメインとなっていますが、さまざまな成形方法に携わる中で、「これはウェットが最適だよね」というものがたくさんありました。
そこで今回は、ウェットカーボンの魅力や他製法との違いを、これからカーボンを使ってみたい方にもわかりやすくご紹介します!
カーボン成形の種類とそれぞれの特徴
カーボンと一口に言っても、実は成形方法に大きく3つの種類があります。
1. ウェットカーボン(ハンドレイアップ)
- カーボン繊維に樹脂を塗布し、手作業で積層して成形
- 比較的コストが安く、少量生産に向いている(一層目だけカーボンであとはグラスファイバー)
- 成形の自由度が高い
- 表面の仕上がりや強度は職人の技術次第
2. インフュージョンカーボン(真空樹脂注入)
- カーボン繊維を型にセットし、真空引きで大気圧をかけ樹脂を吸引して成形
- 樹脂量のコントロールがしやすく、軽量・高精度な製品が可能
- 設備や技術が必要で、ある程度の生産量に向く
- なにより、CF Labが最も得意な工法です!笑
3. ドライカーボン(オートクレーブ)
- プリプレグ(樹脂をあらかじめ含浸させたシート)を使用
- 高温・高圧のオートクレーブで成形
- 軽量・高強度で、モータースポーツなどハイエンド用途に最適
- 設備コストが非常に高く、製品価格も高価。でも「ドライカーボンだぜ」と言えるロマンがあります笑
あえてウェットカーボンを選ぶ理由
CF Labは、インフュージョンやドライカーボンの技術を熟知しているからこそ、ウェットカーボンの“良さ”も理解しています。
その知見を活かすことで、従来のウェットカーボンとは一線を画す仕上がりを実現しました。
ウェットカーボンの“ここがイイ!”
- 価格を抑えながら、カーボンの魅力を体感できる
- 加工の自由度が高く、DIYや試作にも最適
- CF Labクオリティで、見た目・性能ともにハイレベル!
つまり、「高すぎないけど、しっかりカーボンの質感や軽さを楽しみたい」という方には、CF Labのウェットカーボンはとってもおすすめです!
※現在は平板のみですが、今後もコストを抑えたアイテムを順次リリースしていく予定です!
CF Lab製ウェットカーボンのこだわり
CF Labでは、ウェットカーボンでも繊維の見え方、気泡の出にくさ、樹脂の均一含浸に徹底的にこだわっています。
- 表面は東レ3K綾織など、高品質素材を採用。
→ ウェットとは思えない高級感ある仕上がりです。 - 裏面はガラスマットではなくクロス材を使用。
→ 意匠性が高まるだけでなく、破断強度も向上!
このおかげで、適度なしなりと剛性感があるバランスのとれたカーボンになっています。
「ウェットカーボン=すぐ割れる」といったイメージも、CF Labのウェットカーボンで払拭できたらと思っています。
(※ただし、強度が特に求められる部分にはインフュージョンやドライカーボンを推奨します)
まずはウェットカーボンから始めてみませんか?
「カーボンは欲しいけど高すぎて手が出ない…」
そんな方にこそ、ウェットカーボンはぴったり!
CF Labのウェットカーボン平板は、
- DIY素材として
- 小物製作やカスタムパーツに
- デザイン性の高い内装パーツなどに
幅広く使えて、価格もお手頃。
まずはここから、カーボンの世界に触れてみませんか?
