JZA80スープラの純正比で80%の軽量化。
機能性も追求したインフュージョンカーボン製リアゲート
30年の時を経ても色褪せない名車、トヨタ スープラ JZA80。そのポテンシャルを最大限に引き出すために、CF Labはインフュージョンカーボン技術を駆使し、軽量化と高強度にこだわったアイテムを形にしました。
このインフュージョンカーボン製リアゲート(リアハッチ・トランク)は、ガラス部を一体型とすることで大幅に軽量化。数値としては純正比で80%、16kg以上の軽量化を実現し、車両の低重心化にも大きく貢献します。
その一方で純正形状の裏骨を完全再現する事で、高い剛性と使いやすさを確保。軽量・高強度・機能性・使いやすさの全てを追求したJZA80スープラ用の究極のリアゲートです。
軽いは当たり前。高剛性で雨の日などの普段使いでも支障が出ない構造
JZA80スープラ用のカーボンリアゲートを形にするにあたり、基本コンセプトとしたのは以下の3つでした。
- まず、軽量であること
- 重厚感があり、高い速度域にも耐える十分な剛性を有していること
- ストリートユーザーにもおすすめできる基本形状
重量級マシンを軽快に楽しんでいただくためには軽量化が求められます。しかしその一方で、見るからにペラペラでたわみ、飛んでいきそうなほど軽いアイテムはJZA80スープラには相応しく無いと判断。
そのためガラス部分を一体整形することで軽量化を実現し、製法の工夫と純正裏骨形状を採用することで、高い剛性と使い勝手がよいアイテムとしました。
こちらがリアゲートの裏側。純正の裏骨形状を完全再現しております。
軽さだけを追い求める割り切った仕様であれば裏骨は不要ですが、前述の通り機能性や実用性も重視しております。
商品は純正裏骨を採用した上にガラス部分の表裏を接着し外周と内周の2重接着と致しました。それで得られた形状や空間を独自の製法でフル活用。結果として通常の純正形状では得られないほどの強度を実現しました。
そして純正ヒンジ、キャッチ、ダンパーの取付けナット封入済みですので、純正リアゲートからポン付けで置換を行うことができます。
軽量化に貢献するアイテムではありますが、JZA80スープラの重厚感や高級感は尊重。そのため表面仕上げは艶消し仕様を標準としました。無塗装・部分塗装であってもカーボン地を活かしやすい仕上げとなっています。(表面保護の観点からクリア塗装を推奨致します。)
またガラスモール部やハイマウントストップランプ部などの純正形状も踏襲。カーボンへの置換を行なっても違和感のないデザインとなっております。
軽量製品によくある『開けると歪む』などはこちらの商品にはありません。跳ね上げた状態であっても写真のように形状を保持できます。
これだけの剛性・純正形状を活かした商品であるため、剛性不足などによる隙間等が原因での雨漏りも回避できます。
製法について深掘り
VaRTM工法(インフュージョン)&エポキシ樹脂+ハニカム形状
CF Labが得意とする工法のVaRTM工法(インフュージョン)は、高強度でありながら軽量な製品づくりが可能です。
またエポキシ樹脂を使用することで、製品の経年劣化や熱害による縮みを軽減する事ができます。
こちらのリアゲートでは、純正形状の裏骨を採用することで得られた面が大きい部分に、そのエポキシ樹脂で構成されたハニカム材を採用。それを適材適所で挟む事によって高い剛性を実現しています。
またキャッチ部やヒンジ部などにも同様の手法で補強を行い、末長くご使用いただけるように配慮させていただきました。
フォトギャラリー
商品の取り付けや使用について
- 表面保護の観点からクリア塗装を推奨致します。
- ドライカーボンでハニカム材を使用する際に多く見られる大きな巣穴は軽減出来ておりますがカーボン目による巣穴は存在致します。
- 取付けは経験豊富なショップ様にて取付けさせる事を強く推奨致します(業販御座いますのでお問合せ願います)
- 高速サーキットを走行される方は必要に応じてメバリ等のご対応をお願い致します。
GTウイングの取り付けについて
リアゲート本体・トランク部に直接取り付けるタイプのGTウイングは非推奨とさせていただきます。
サーキット等での180km/hを超えるようなスピードレンジでGTウイングをリアゲート本体・トランク部等にマウントする場合、該当箇所、および車体受け側の補強やそれらを配慮した台座の制作をお願いいたします。
なお、本来であれば左の写真のようにGTウイングをトランク部にマウントするのではなく、その効果を最大限に発揮させるために車体側への貫通取り付けをお勧め致します。
- 製品重量
- 約3.9キロ(純正約20キロ)
- 納期
- 受注生産(別途相談)
- 品番
- TY170001
- 備考
- ハイマウントストップランプ取付けの際はご注文時にご指示いただければ穴開け加工をさせていただきます。
※純正とは厚みが違いますのでチリ調整が必要になる場合が御座います。
ポリカ又はアクリルガラス取付け仕様も可能です。走行ステージに合わせてカーボン側の補強や加工をさせていただきますのでお問い合わせください。
センター部分のみ残すや『×型』にカーボンを残す事も可能です。
ダンパー使用時は片側で十分開閉可能です。
夏場はダンパーのガス圧上昇による押し上げがございます。状況を見ながらご使用願います。