新年度が始まり、1ヶ月が経とうとしている今週末はイベントが盛りだくさん!
ドリフト、ダートトライアル、ジムカーナと各地でイベントが開催される週末ですが、それらのイベントでは今夏発売予定の「CF Lab GTウィング」を装着した車両が走ります!
そこで今回は装着車両の紹介と、各競技でこのGTウィングに求められた内容などを簡単にご紹介します!
ドリフト競技
富士スピードウェイでは「2026 FUJI XTREME DAYS WITH FORMULA DRIFT JAPAN」が開催。

そしてFORMULA DRIFT JAPANではCF LabのGTウィング装着車両が5台出走します。
CF Lab GTウィング装着車両
Team Kazama with Moty’s LEXUS LBX MORIZO RR/Drift
KEN GUSHI(ケン・グシ)選手



Team Kazama with Moty’s TOYOTA GR86 CARBON SPEC/DRIFT
大湯 都史樹(おおゆ としき)選手

HARSON TYRES Team ORANGE A90スープラ
小橋正典選手

HARSON TYRES Team ORANGE GR86
RYUMA選手




チームZERO RPS13 180SX
水野 俊彦選手

ドリフト競技で求められたGTウィングの性能
ドリフト車両の場合、直進から真横を向くため、求められる性能や特性がいくつもあります。企業秘密もあるので全てはお話しできませんが、比較的イメージしやすいポイントをご紹介します。
ひっかかりを軽減させる
競技ドリフトにウィングを装着するとリアの『ひっかかり』という問題が出てきます。特に振り出しや振り返しでは、それを軽減させることが魅せる走りや追走で重要になってきます。残念ながら市販されているウィングのほとんどがこの現象が起き、競技ドリフトにてウィングを嫌う方が多い理由はこれが大半かと思われます。本来ウィングは前方からの気流を前提としているため仕方ないと言えばそれまでですが…
もちろん弊社のウィングもひっかかりは発生しますが、小橋選手曰く『以前に装着していたウィングに比べてひっかかりがほとんど起きない。今まではドキドキしながら振り返していたが、現在は全く気にせず走ることができ、全体的に戦闘力が上がった』とお話をいただきました。
復旧を可能にする構造
GTウィングはダウンフォースを発生するパーツであるため、強度がないと空気の力を車体に伝えることができません。ただ、強度を強めれば強めるほど衝突した際に破損しやすくなりますし、なにより単体重量も増加します。
そしてFDJの場合、ドリフト中に壁に車体を寄せるセクションが多数存在するため、状況的にウィングの翼端板部分が壁に衝突するケースがよくあります。

実際に昨年の奥伊吹ラウンドでは小橋選手の翼端板が干渉し、ウィングが破損しました。こういった場合、ウィングを装着しないチームも出てきますが、ウィングが持つ戦闘力を知っているチームは決して外しません。
このラウンドでは破損したのでウィングの修理が必要にはなりましたが、直しやすいという意味での綺麗な壊れ方になるように構成していますので、数時間で補修し、再び装着することができました。(そしてこのラウンドでは優勝しました👏)
ウィング開発に関する具体的な内容や造形、構造などは割愛しますが、このレベルまでのウィングに育てるためにたくさんの挑戦と失敗がありました。ドリフト競技でも安心して使えるGTウィングを供給できることを嬉しく思います!
全日本ダートトライアル選手権
今週末は「2026年JAF 全日本ダートトライアル選手権第3戦 DIRT-TRIAL in NASU」が開催。そこでは「YH・KYB・スラパ・GR86」の 竹本 幸広選手が「GTwing 保安基準適合 L=1395mm」を装着して参戦します。

全日本ダートトライアル選手権におけるGTウィングの役割は、前述のドリフト要素に加え、全体のダウンフォース増大がキーポイントになります。
また走るたびにコースが変わるとまで言われるダートトライアルの中でも、竹本選手が参戦されているPNクラスでは保安基準適合+リア周りの輪郭よりはみ出してはいけないというレギュレーションがあります。
この制約の中で求められる性能をクリアし、勝つためのウィングを形にするのはとても非常に難しいポイントでしたが、現在装着されているウィングは全体の空力性能向上を図り、コンディションの変化にも強いとても乗りやすい仕上がりになりました。

個人的には次作としてはもう少し「トゲ」があった方が面白い走りができるんじゃないかというアイデアもあるので、別途形にしてみようと思います。乞うご期待!

全日本ジムカーナ選手権
宮城県仙台市にある赤門自動車テストコースでは「2026年JAF全日本ジムカーナ選手権 第3戦オールジャパンジムカーナ in 仙台」が開催。

こちらの競技には「WMマロヤBS林歯セラ鰻S二千」の広瀬 献選手が「GTwing Type1 L=1750mm」(台座・ステーはS2000専用設計にて開発中)を装着して参戦します。
広瀬選手は当初、車の仕様の関係で竹本選手同様、PNクラス規定対応ウィングにてテストいただきました。ところが昨年のシーズン終了後に大幅なアップデートをされたおかげでBC車両ではダウンフォースが足りず、急遽Type1 1750にてシーズンに挑みました。

これがばっちりはまり、特に『ブレーキングでの安定性』で昨年を大きく上回る効果を発揮し、第1戦にデビューウィンを獲得することができました!
『ジムカーナの速度域でなんて効かないでしょ?』と広瀬選手に言われ続けた中でのテストで好印象の報告をいただいた時は『にやっ』としたのが懐かしい思い出です!(^^)!
現在では2速領域でのコーナーでも全てにおいてダウンフォースが発生しているとの評価をいただき、ジムカーナの速度域でも全域で貢献することが証明されました。



なお、個人的に一番懸念していたことは、ウィングの高さがあるためパイロンターン時の外にヨーが発生した際に、タイムロスしてしまうんじゃないかと思っておりました。ところが結果として昨年装着されていた小型のウィングと重量も変わらないため、特に不満はないとのことでした。そしてこの大型化したウィングの方が、それ以上の効果があるため全く気にしてないと笑顔でご報告をいただきました。
ある意味で一つの完成系かもしれませんが、これに満足せずもっと走行性能に貢献できるGTウィングを模索していこうと思います!

というわけで、今週末はたくさんのチーム&プロドライバーにCF LabのGTウィングを装着いただき、各競技が開催となります。
各ウィングの製品化は今年の夏頃を予定していますので、気になるという方はぜひ各会場で実物をご覧になってください♪






